大きいということ

歳を取ると身長が縮むらしい。

最近、少し小さくなったのか?それとも元 から小さいのかはわからない。

病気を宣告されてから、三週間に一度、抗がん剤を打つようになって気づいたことだ。

その日も三週間に一度の抗がん剤注入の日、検査前の話しである。

検査前に毎回「身長」「体重」「血液」の検査をするのだが、身長は170cmと思ったのだが、結果は169.6cm。

少し足りない。

以前の人並みに正社員で働いていた頃の健康診断では、170を下回った事はない。

むしろ、171に限りなく近いのである。

歳を取ると縮むとは聞くが、何も急に縮まなくとも良いではないか、と少し寂しむ。

ここで問題なのが、「自分の身長を世間に言うときの距離感」である。

例えば

 身長171cmが170cmと言う場合 ⇒ 身長など気にしない、大らか、器がでかい

という図式が出来上がり、周囲から尊敬の念を抱かれる事間違いなしである。

 一方、逆の立場でいうと

 身長169cmが170cmという場合 ⇒ 身長を気にする、器が小さい、小心者、短小野郎

などと陰口を言われるに決まっているのだ。たぶん。

今までの人生、自分の身長を大きく見せた事はない。

それは171の男が170と言っていたからで、169の男が170と言い張るのはいささか悲しいものがある。

自分の身長を169cmと公表すべきか?

特撮の怪獣王「ゴジラ」も、身長は年々大きくなっている。

それは、街にあふれるビル群が近代になるにつれ、大きくなっていたからだ。

「ゴジラの身長と日本高度成長期論」を発表したいくらい熱くなる。

今、日本は不景気だからゴジラと一緒に縮みました、では無理がある。

悩ましい。

しかし、身長165cmと自分より低いのに、プロボクシングWBA,WBC,WBO,IBFといった主要団体を二階級制覇しているチャンピオンの 井上尚弥 様は偉大である。

GWの防衛線観ました!!

自分も彼のように偉大な男になりたい。

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