怪談話は好きだがホラーは嫌い

映画「さゆり」が凄いらしい。

というか凄かった。というより原作者の 押切蓮介 様が凄い。

押切先生の漫画は前から好きで、「ゆうやみ特攻隊」「ハイスコア・ガール」が大好きだ。

エッセイ風の漫画「ピコピコ少年」シリーズも大好きだ。

先生は主にゲーム系、ホラー系の作品が多いのも ゲームや怪談話好きの自分が惹かれるのも納得である。

数年前に実写化された「ミスミソウ」はホラーというより 追い詰められた人間の恐怖だったりもして、霊的な怖さなどまったく無くとも怖かった。(というより胸糞か?)

ここで一言伝えておきたいのだが、自分はホラー映画が嫌いである。

怪談話が好きなのに矛盾してると思われるかもしれないけど実際、好きではない。

まず、怪談は音、声だけで怖さを自分で想像する楽しさがある。

けど、ホラー映画は映像があるせいで、人に強制的に見せられてるようで何かイヤ。

自分のペースで怖さを感じたいのだろうか? そのせいか、ホラー漫画はそこそこ読める。(ページは自分のペースでめくれるから)

あとこれはホラー映画ファンには申し訳ないが、ホラーのラストってだいたい同じに感じてしまう。

基本バッドエンディング? もしくはエンドレスループで恐怖は続く的なとか。

では、なぜ今回ホラー映画である「さゆり」が面白いというのか。

これは何といっても ラスボスのさゆり との対決が最高なのだ。

普通、この手のホラーでの対決っていうと、超常的な力でとか、最新の機械でゴーストバスター的なとかだと思ってたけど、結局は生きた人間の思いのが強い、てのが最強なんだなと。

理不尽にも引っ越し先で悪霊さゆりに家族を殺された中学生がボケから立ち直った婆さんと家族の復讐をする。というより婆ちゃん最強!! たまらんです。

 あいつらは生きている人間には手はだせん、恐怖に負けた心に入り込む!

 祓って済ませる気はねぇ!地獄に送り返してやる!

とかね。

婆ちゃん役の 根岸季衣 様の演技が最高だ。

ホラー映画なのに何かスッキリする、そんな映画だった。

漫画版とは若干変更された箇所もあるので漫画版もおすすめ。

ホラー好きにも嫌いな人にも刺さる(と思う)作品、「さゆり」。

個人的にはどのホラー映画よりも好き。まあ、他があんまり好きではないからね。しょうがないですな。

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